スクリューウエイト貫入試験
スクリューウエイト貫入試験は、日本建築学会編『小規模宅地基礎設計の手引き』で推奨され、戸建住宅向けに普及している簡易地盤調査の手法です。 軟弱地盤を紐かく把握でき、安価で信頼性のある戸建住宅の調査として広く普及しています。
試 験 方 法
STEP1
ロッドの先端に円錐形をねじったようなスクリューポイントを取り付け、それを地面に垂直に突き立てます。
STEP2
ロッドには自由に上下させたり途中で固定もできる受け皿を通し、さらに上端には水平に取っ手(ハンドル)を取り付けておきます。
STEP3
クランプに円筒形のおもり(10kgのおもり2枚と25kgのおもり3枚)を1枚ずつ静かに乗せていき、1枚乗せるたびに、ロッドが下方に沈むかどうかを観察し記録します。
STEP4
全てのおもりを載せるとクランプの重さと合計して100kgになりますが、その際ロッドの沈み込みがなく静止している場合には、ハンドルを回転させ、先端のスクリューポイントで土を掘進しながら強制的にロッドを貫入させ、ロッドを25cm貫入させるのにハンドルを何回転させたかを記録します。
STEP5
規定の深度までの貫入が記録できた時点で測定を終了し、ロッドを引抜きます。